コラム
認知症について ~2~
2022/06/16『ここはーと楠』より、認知症について、情報を発信します。
認知症とは…
老いにともなう病気の一つです。
さまざまな原因で脳の細胞が死ぬ、または働きが悪くなることによって、
記憶・判断力の障害などが起こり、意識障害はないものの
社会生活や対人関係に支障が出ている状態を言います。
年齢を重ねれば誰でも、思い出したいことがすぐに思い出せなかったり、
新しいことを覚えることが困難になったりしますが、
『認知症』は、このような『加齢によるもの忘れ』とは違います。
例えば…
体験したこと自体を忘れてしまったりする場合は、認知症の可能性があります。
認知症の種類
1.アルツハイマー型認知症
最も多い認知症です。記憶障害(もの忘れ)から始まる場合が多く、
他の症状としては、段取りが立てられない、気候に合った服が選べない、
薬の管理ができないなどあります。
2.脳血管性認知症
脳梗塞や脳出血、脳動脈硬化などによって、一部の神経細胞に栄養や酸素が行き渡らなくなり、
神経細胞が死んだり、神経のネットワークが壊れたりする。
記憶障害や言語障害などが現れやすく、
アルツハイマー型と比べて、早いうちから歩行障害も出やすいです。
3.レビー小体型認知症
幻視や筋肉のこわばり(パーキンソン病)などが特徴です。
倒れやすかったり、眠っている間に大声で叫んだり、
理由もなく気分がふさいでしまうこともあります。
4.前頭側頭型認知症
会話中に突然立ち去る、万引きをする、同じ行為を繰り返すなど
性格変化と社交性の欠如が現れやすいです。
遺伝によりケースは稀であり、さらに働き盛りの世代でも発症する恐れもあることから
認知症は誰にでも起こりうる病気と言えます。